記録的32%増！ ロサンゼルス港、6月のコンテナ取扱量で過去最高を更新

主要データと背景要因

過去最高の取扱量:

• 2025年6月: 892,340 TEU（開港117年で最高記録）

• 2025年上半期: 496万TEU（前年同期比5%増）

• 5月→6月の急増: 関税関連の一時減速後、32%増加

  

⚡ 関税による「綱引き効果」:

• 4月の減速: トランプ次期大統領の基本関税が輸入を停滞

• 6月の急増: 一部関税停止で8月1日期限前の「買いだめラッシュ」発生

• 港CEO談話: 「これは自然な成長ではなく、関税主導のタイミング調整だ」- ジーン・セロカ（ロサンゼルス港）

業界影響と見通し

小売業者の戦略:

• Yedi Houseware社: 中国製エアフライヤー・ワッフルメーカーを5ヶ月分在庫確保

• 全米小売業協会警告: 8-11月に2桁の輸入減少予測、消費者物価上昇へ

今後の展開:

• 7月: 8月1日関税回避のため臨時7便追加（第2の急増予想）

• 8月以降: 「小売業者が年末在庫過剰を避けるため輸入急減」- セロカ

• 価格転嫁: 「消費者への影響は3-6週間後に表面化」- ジョン・ゾリディス（クォ・ヴァディス・キャピタル）