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数ブラウズ:0 著者:サイトエディタ 公開された: 2025-10-24 起源:パワード
近時、欧米路線で続落していた貨物運賃をけん引するため、多くの海運会社は運航能力の削減や空船航行の増加などの措置を講じ、価格の維持を図っている。
上海航運交易所(SSE)が発表した最新データによると、上海コンテナ貨物運賃指数(SCFI)は「2 連続上昇」を記録した。今期の指数は 1310.32 ポイントと、前期比で 12.9% の大幅上昇となり、4 大主要路線の貨物運賃は全面的に上昇した。
すべての路線の中で、北米方面は特に力強い伸びを示した。米国西海岸路線の貨物運賃は週間比 30% 以上上昇し、31.9% に達した。米国東海岸路線も 16.4% の大幅な上昇を記録した。分析によると、北米路線の現行空船航行率は 25% に上昇している。
欧州・地中海路線も上昇傾向にあるが、上昇率は比較的緩やかだ。欧州路線は週間比 7.2%、地中海路線は 3.5% の上昇となった。具体的には 10 月 17 日、上海港から欧州基幹港までの市場運賃は 1145 ドル / TEU、地中海基幹港までは 1613 ドル / TEU となっていた。
業界の見解では、近時貨物運賃が上昇したものの、市場の輸送需要にはほとんど変化がないとされる。2026 年の極東・欧州路線に関する長期契約交渉が開始されるにあたり、大手海運会社は低価格での契約締結を回避したい姿勢を示しており、欧州路線の貨物運賃の安定化と反発が一層促進されることが期待されている。